人体に害を及ぼすということで使用が禁止されているアスベスト。
「使用されている不動産は売却できるのか」といった声をよく聞きます。
今回はそんな声にお応えして、アスベストに関する不動産事情を解説していきます。
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アスベストとは
アスベストは科学的につくられたものではなく、天然に生成された鉱物の1つです。
繊維状の形状をしているのが特徴的で、熱や酸などに強く、丈夫で、他の物質との相性も良く、安価という特性から、建築材料などを中心に広く流通しました。
しかし、この繊維はとても細く、人間が吸入してしまうと肺がんなどのリスクを高めることが発覚して以来、徐々に使用に関する規制が始まり、現在は全面的な使用禁止まで至っています。
一般的には、2006年より前に建築された建物には使用されている可能性が高いとされています。
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アスベストが使用された不動産は売却可能なのか
結論から申し上げますと、アスベストが使用されている不動産であっても売却は可能です。
宅地建物取引業法によると、不動産の売却時に売る側がアスベストを使用しているかどうかを把握していることは必ずしも必要ではないという記載があります。
つまり、アスベストの使用調査を行っていない限り、アスベストに関する情報の記載は不要というわけです。
しかし、アスベストが使用されているかどうかという点は買主にとってとても重要なポイントとなってくるため、売却する側はきちんと対策をしておくことが求められます。
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売主がやっておきたい対策
不動産を売却する前にやっておきたい対策は3つあります。
1つ目は、アスベストの使用調査です。
アスベストが不動産に使用されているか、事前に調査を行っておけば、売却の際の対応をスムーズに行うことができます。
この使用調査は義務ではありませんが、買主に信用と安心感を与えることにつながるため、行っておくことを推奨します。
2つ目は、重要事項説明書にアスベストに関する項目を入れておくことです。
重要事項説明書に「使用が発覚した場合は工事が必要です」という旨を記載しておけば、売却後に買主から売却後に工事費を請求されるリスクを回避することができます。
そして3つ目は、買取再販業者に買取してもらうという方法です。
売却の際に買主とのいらぬトラブルを避けたいという方は、不動産を買取再販業者に売ってしまうのが一番手間が掛からずに済みます。
買取は査定をしてすぐ売買となるので、仲介して不動産を売却するよりもスムーズに売買契約を結ぶことができます。
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まとめ
アスベストが使用されているからと言って、絶対に不動産が売れないわけではありません。
きちんと誠意的な対応を見せれば、特にトラブルなく売却することができるでしょう。
買取業者に買い取ってもらうのも1つの手なので、自分でどこまで対応できるかが重要なポイントとなります。
名古屋市中区で不動産売却するなら住マート不動産にお任せください。
お客様のご希望に真摯にお応えいたしますので、お気軽にお問い合わせください。
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