不動産の需要は、その土地や建物の状態、立地などさまざまな条件によって変わってきます。
特殊な不動産は買い手が見つかりにくい可能性があり、仲介で売却すると売却期間が長期化するケースも少なくありません。
今回は、擁壁とは何か、擁壁がある不動産が売却しにくい理由、売却方法は買取がおすすめであることを解説します。
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擁壁とは?
擁壁とは、斜面や段差の土が崩れないようにするために設置される構造物です。
擁壁は傾斜地や高低差がある土地に多く設置されていますが、所有している土地と道路の高さに差がある場合も設置が必要になる可能性があります。
また、がけ条例が定められている地域では、擁壁がない傾斜地から一定距離以内には建物が建てられません。
擁壁にはRC造擁壁、石積み擁壁、ブロック積み擁壁などの種類が存在します。
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擁壁がある不動産が売却しにくい理由
設置されてから時間が経っている擁壁は、経年劣化によりひび割れや変形を生じ危険な状態となっている可能性があります。
また、異なった素材を用いた二段積みの擁壁や自然石を積み上げた擁壁など、耐久性が現在の基準を満たしていない擁壁も少なくありません。
2000年より前に建物が建てられた土地では十分な安全性の確認が求められなかったため、危険な擁壁は多く存在します。
安全性が確保できていない擁壁のある土地は災害発生のリスクが高く、建て替えも制限されるため、なかなか買い手が見つかりません。
隣地や通行人を巻き込んだ事故が発生した際、所有者が責任を取らなければならないリスクの高さも、擁壁のある土地が売却しにくい理由のひとつです。
買い手を見つけるには、少なくとも擁壁の再設置などの工事費用分の値引きは必要になるでしょう。
ただし、工事機械が入れないような土地や、擁壁の影響範囲にほかの家があるような土地では、そもそも工事ができない可能性もあります。
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擁壁がある不動産の売却方法は買取がおすすめ
擁壁のある不動産をスムーズに売却するためには、安全性をしっかり確認し、それを告知することが大切です。
擁壁の安全性は素材の耐用年数や外見だけでは判断できませんが、専門家にインスペクションを依頼すれば正確な状態がわかります。
調査の結果、安全ではないことが判明した擁壁に関しては、補強工事をしてから売りに出す方法も有効です。
補強工事には費用がかかりますが、安全性が確認できない状態よりも高い価格で売却できます。
しかし、それでも擁壁の存在自体がリスクや不便さを感じさせるため、あまり需要は高くありません。
スムーズに売却したい場合は、不動産会社に買取を依頼するのがおすすめです。
買取であれば、需要の低い立地の物件や安全性に不安がある物件でも、売却できる可能性があります。
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まとめ
擁壁は土砂崩れなどの災害を防ぐために設置された構造物ですが、危険な状態のまま放置されているものも多く存在します。
擁壁のある土地はリスクの高さから買い手が見つかりにくいため、スムーズに売却したい場合は不動産会社に買取を依頼するのがおすすめです。
名古屋市中区で不動産売却するなら住マート不動産にお任せください。
お客様のご希望に真摯にお応えいたしますので、お気軽にお問い合わせください。
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