働いていたときには返済ができていた住宅ローンも定年後には、払えなくなってしまう可能性があります。
もし払えなくなったらどうなってしまうのか、対処法はあるのかなど、不安を抱いている方も多いのではないでしょうか。
今回は定年後に住宅ローンが払えない理由や払えない場合はどうなるのか、対処法をご紹介します。
定年後に住宅ローンが払えない理由とは?
定年後に住宅ローンが払えない理由の1つ目は、退職金の少なさです。
住宅ローンを定年後に持ち越さないために、住宅ローンを組むときに退職金をローン返済の計画に入れる方がいらっしゃいます。
想定どおりの退職金が入ってくれば問題ありませんが、想定よりも少なければ返済が苦しくなるでしょう。
2つ目は、定年後の収入が少ないことで、定年後の再就職では定年前の収入の7~8割に減る場合があります。
3つ目は高齢になると何かと医療費がかかることで、そちらにお金がかかってしまい住宅ローンが払えない場合があります。
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定年後に住宅ローンを払えないとどうなる?
住宅ローンが払えないとどうなるかというと、まずは支払いをする旨の連絡や督促状が届きます。
これらを無視していると分割払いの権利が剥奪されてしまい、一括返済を求められます。
一括返済ができない場合は、保証会社が代わりに一括返済をしてくれる代位弁済なども利用できますが、借り入れ先が変わるだけでローン返済は終わりません。
一括返済に応じなければ競売にかけられ、売却価格は市場価格の6割程度と安く買い叩かれてしまいます。
さらに、強制退去が命じられてしまうため、家を失い借金は残る最悪の状態になってしまいます。
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定年後に住宅ローンを払えないときの対処法とは?
住宅ローンが払えない場合の対処法としては、まず払えないかもしれないと思ったらできるだけ早めに売却してしまうことです。
売却できれば売却益をローン返済に充てられます。
売却益でローンの残債を完済できなければ売却自体ができないため、その場合は融資元の許可を得て任意売却を選択しましょう。
住宅を売却してしまうと住む場所がない場合は、住宅を売却後に賃貸借契約を結ぶリースバックという方法もあります。
家賃を支払い続ける必要はありますが、今まで同様に住み慣れた家で生活することができます。
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まとめ
今回は定年後に住宅ローンが払えない理由や払えない場合はどうなるのかをご紹介しました。
退職金や収入が少ないためにローン返済が難しくなる場合があり、滞納が続くと競売にかけられ強制退去になってしまいます。
返済が難しいと思った時点で、売却やリースバックなどを検討しましょう。
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