空き家買取を利用すると、築年数が経過した家や経年劣化により痛みが進んでいる家でも、比較的スムーズに売却ができます。
しかし、良い面だけではなく売主にとってマイナスとなる面もあるため、注意が必要です。
この記事では、空き家買取について、メリットやデメリットのほか、その流れをご紹介します。
空き家買取を利用するメリットとは
仲介と異なり、早く売れることが大きなメリットです。
仲介では売却までに6か月程度期間を要することがありますが、買取は不動産会社に直接買い取ってもらえるため、1週間から1か月程度で売却が可能となります。
早く売却できると、固定資産税などの税金の支払いや維持費も抑えられます。
また築年数が経過した家や、経年劣化が進んでいる家も、取り壊しせずに売却が可能です。
不動産会社がのちに解体するために、売却価格から解体費用が差し引かれることになりますが、売主が事前に更地にしておく必要がなく、手間をかけずに売却できるでしょう。
さらに不動産会社にもよりますが、家具を残したまま引き渡しすることもできます。
こちらも売却価格から家具の処分費用が差し引かれることになりますが、売主は処分にかかる手間を省けます。
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空き家買取のデメリット
デメリットとして、仲介で売却するよりも、売却価格が安くなることが挙げられます。
取り壊さない場合は、仲介価格の80%程度となり、修繕やリフォーム費用が必要な空き家の場合は、仲介価格の50%程度になることもあるでしょう。
取り壊しが必要な場合は、仲介による更地価格の80%程度から、さらに取り壊し費用を差し引いた売却価格になります。
また取り壊しが必要な空き家の場合、買い取ってもらえないケースがあるため、注意が必要です。
更地価格よりも取り壊し費用が上回ると、買主である不動産会社は利益が出ないため買取ができません。
この場合は、売主の費用負担で空き家を取り壊したうえで、売却する必要があるでしょう。
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空き家買取の流れ
空き家買取では、まず査定をおこないます。
買主である不動産会社によって、該当物件の周辺相場から査定額を算出する机上査定や、現地で直接物件を見て査定額を算出する現地査定がおこなわれます。
続いて、査定額を参考に不動産会社と売主で、条件などの詳細を打ち合わせする流れです。
このとき売却価格のほか、売買スケジュールや残地物撤去などについても説明を受けることになります。
その後、売却価格について売主と不動産会社双方の合意が得られれば、売買契約に進みます。
売買に関する必要書類の手続きも終了した後、該当物件を不動産会社に引き渡してください。
決済後、物件の名義変更手続きがおこなわれ完了となります。
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まとめ
空き家買取では、家具が残ったままや古い家でも取り壊すことなく、そのまま売却が可能です。
しかし、売却価格が安くなることや、場合によっては買い取ってもらえないケースもあるため注意しましょう。
買取は仲介よりも売却しやすくなっていますが、売主にとってマイナスになる点も把握したうえで、利用する必要があります。
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