近年では、子どもが実家を継ぐということは減少傾向にあり、それに伴って「実家じまい」をする方も多くなっています。
実家じまいとは、住む方がいなくなりトラブルが発生する前に、家を処分することです。
今回は、実家じまいとは何か、事前準備と処分方法についてご紹介します。
実家じまいをおこなう理由とは?
高齢になり施設・病院に移ったり亡くなったりするなどの理由で、家は空き家になります。
家が空き家になることで発生するリスクは、倒壊や不法侵入、不法投棄、放火などさまざまです。
危険性や衛生面に問題があるにも関わらず放置をしていると、市区町村からの指導・勧告が入る可能性もあります。
そうなる前に実家じまいをすることでトラブルを防ぎ、周囲や地域へ迷惑となることを避けることができるでしょう。
また、子どもや次の世代へ管理を任せることもなく、負担を減らすことができます。
実家じまいの事前準備とは?
まずは実家じまいをするのか、家を継ぐのか、しっかりと話し合うことが必要です。
兄弟や両親を交え、お互いの意見を大切にしながら、どういう方向で進めていけばよいか決めましょう。
また、親の財産について把握しておくことも大切です。
亡くなったあとには多くの手続きが必要になり、不動産・預貯金・土地などすべての財産を把握していないと多くの時間と手間がかかってしまいます。
実家じまいには、手出し費用がかかることもありますので、費用の見積もりや算段を考えておくことも大事です。
実家じまいで家・荷物を処分する方法は?
家を処分するには、売却するか解体するかの2つの方法があります。
売却は不動産の所有者がおこなう必要があり、相続した場合は相続登記による名義変更が必要です。
解体する場合、木造一戸建てで1坪あたり3~5万円程度の工事費用がかかります。
家を解体し、更地になった場合には、土地にかかる固定資産税の軽減がなくなりますので注意しましょう。
売却をする場合には、古屋付きでの売却と、更地にしての売却のどちらがよいかを考える必要があります。
古屋付きであれば家財の撤去費が、更地であればさらに解体費がかかります。
どちらの方法が売却しやすいか、手元に残る資金が多くなるのかなど、不動産業者へと相談してみるとよいでしょう。
まとめ
今回は、実家じまいとは何か、事前準備と処分方法についてご紹介しました。
両親や住んでいる方が亡くなったあとでは、所有者の確認や手続きなどの負担が増える可能性があります。
後のトラブルを避けるためのも、自分だけで決めるのではなくまずは家族でしっかりと話し合うことが大切です。
名古屋市熱田区の不動産の処分をお考えの方は私たち株式会社住マート不動産にお任せください
お客様のご希望に真摯にお応えいたしますので、お気軽にお問い合わせください。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓