転勤が決まると最初に悩むのが、マイホームについてです。
売却するか、賃貸にするか、家族を残して単身赴任にするのかいろいろな選択肢があります。
それぞれのメリットやデメリットを知ることが、どの選択が自分に合っているのか考えるチャンスです。
ライフスタイルの変化にどのように対応するか考えるのに参考にしてください。
転勤でマイホームを売却する選択肢について
転勤が決まってマイホームを売却することで経済的なメリットが見込めます。
マイホームを購入すると、維持管理は必須です。
そのため諸費用は金額に関わらず発生してきます。
売ることで、この諸費用の負担がなくなります。
また売却することでまとまった金額が手に入るので、ローン残高によっては一括返済が可能です。
転勤が予定よりも長期化してしまった場合などにも柔軟に対応できるのもメリットといえるでしょう。
転勤でマイホームを賃貸に出す選択肢について
数年以内には戻ってこれる、またはマイホームを手放したくないという想いがある人におすすめの選択肢が賃貸に出すという方法です。
貸し出したい期間が決まっている場合は「定期借家契約」という契約ができます。
定期借家契約であれば、契約期間終了後に契約を更新しなければ退去してもらえるという契約です。
一般的な賃貸方法は「普通借家契約」というもので、入居者は契約によって守られているので、持ち主が帰ってくるタイミングでも契約内であれば立ち退いてもらうことはできません。
転勤の内容などによって契約方法を検討すると良いでしょう。
また、賃貸に出すことで、家賃収入を得られるというメリットがあります。
売却はしたくないけれど住宅ローンが残っているという方は、家賃収入でローン返済をおこなうことが可能です。
放置しているよりも、誰かが住んでいるとお庭のお手入れなどもしてもらえるので、空き家のようなスピードで劣化する心配もありません。
転勤でマイホームに家族を残し単身赴任する選択肢について
家族がいる方にとっては、単身赴任をするという選択肢もあります。
とくに学校に通っている子どものいる家庭では、転勤によって転校のリスクが避けられません。
単身赴任をすることで、家族の生活環境をほとんど変えずに転勤ができます。
また、住宅ローン控除もそのまま適用されるのもメリットです。
会社によっては家賃補助の有無によって住宅ローンと単身赴任先の家賃をダブルで支払う必要が出てきてしまうので、事前に確認が必要です。
まとめ
マイホームを購入してから転勤が決まったら、どのような選択をするか家族ともしっかり話し合う必要があります。
今回は売却・賃貸・単身赴任の選択肢をご紹介しましたが、ライフスタイルに合わせたものを選ぶことが大切です。
仕事もマイホームへの対応も後悔しない方法を選びましょう。
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