「不動産を売却したいけれど何をすれば良いのかわからない」とお困りではありませんか。
不動産を売却する際には、まず不動産会社による査定を受け、不動産の適切な売却価格を知ることから始めましょう。
今回は不動産を売却したいとお考えの方に向けて、不動産の査定について解説します。
査定の前に不動産の価格相場を調べてみよう
不動産会社に査定を依頼する前に、自分で不動産の価格相場を調べてみましょう。
おおよその価格相場を把握しておくと、不当に安い値段で売り出して損をしたり、売り出し価格が割高でなかなか買い手が付かなかったりする事態を防げます。
手軽な調べ方としておすすめなのが、不動産情報サイトで周辺の類似物件の価格を調べることです。
不動産情報サイトでエリアや築年数、間取りなど売却したい不動産と同じ条件を入力し、複数の物件の価格を見比べることでおおよその価格相場を調べられます。
また、公示地価や固定資産税評価額、相続税路線価を調べ、売却したい不動産の公的な価格を知るのもおすすめです。
査定には机上査定と訪問査定の2種類がある！机上査定とは？
不動産会社がおこなう不動産の査定には、机上査定と訪問査定の2種類があります。
このうち、机上査定では不動産を直接見ることなく、不動産の条件がわかる書類（登記事項証明書など）や公示地価、固定資産税評価額などを元に査定をおこないます。
机上査定は不動産会社に依頼した当日～3日間程度で査定結果が出るため、すぐに結果が知りたい方や立ち会いの時間が取れない方におすすめの方法です。
ただし、机上査定では個々の不動産の状態などは確認できず、精度が低い場合もあるため、あくまでも簡易査定であると考えましょう。
机上査定であっても、周辺の不動産取引の経験が豊富で過去の事例から査定額を算出している不動産会社であれば、査定の精度が高いと言えます。
反対に、過去事例などの根拠もなく、相場価格からかけ離れた査定額を提示する不動産会社には注意が必要です。
精度の高い査定額を知りたいなら訪問査定がおすすめ！
訪問査定では、不動産会社の担当者が不動産を訪問し、建物の状態や日当たり、風通し、周辺環境などの情報を収集して査定をおこなうため、精度が高いというメリットがあります。
訪問査定の際は立ち会いが必要で、査定結果が出るまでに7～10日程度かかるのが一般的です。
訪問査定の前には室内の掃除や修繕をおこない、不動産の情報がわかる書類（登記簿謄本や購入時の契約書など）を用意しておきましょう。
また、雨漏りする、過去に事件が起きたなど、不動産の売却に不利になる情報も隠さず伝えてください。
訪問査定の場合も、査定の根拠を示して現実的な査定額を提示した不動産会社を選びましょう。
まとめ
不動産を売却したいとお考えの方に向けて、不動産の査定について解説しました。
机上査定だけでは精度の高い査定をおこなうのは困難なため、売却前に1度は訪問査定をおこない、納得のいく査定額を提示してくれる不動産会社を探すことをおすすめします。
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